新配列のまとめ

全体的に文が長くなってしまっていたので、まとめることにしました。

リンク

最初の記事へのリンク

新配列の使用感[前置き] - 小物のブログ

個別評価へのリンク

新配列の使用感[新下駄配列] - 小物のブログ

新配列の使用感[月配列2-263式] - 小物のブログ

新配列の使用感[tomoemon-AZIK] - 小物のブログ

設定へのリンク

使用した配列の設定 - 小物のブログ

 

同時打鍵と順次打鍵の違い

馴染みがあると思われる順次打鍵の強みから

 

1.ロールオーバーできる

タイプウェル 自己ベスト? - 小物のブログ

この記事で書いたけど、ESC(やり直し)を連打することで1~4ワード目までは速度を出せるので、ロールオーバーできない(トップスピードが遅い)同時打鍵よりも、タイピングゲームで結果を出しやすいと思う。

ただ、新下駄配列を使い始めて2ヵ月半で常用XJまで到達できたので、タイプウェルXJくらいが目標なら同時打鍵が有利な可能性もある。

 

 

2.片手で打てる

同時打鍵でもエミュレーターを一時停止すれば良い気はするが、切り替える手間が少なからずかかるので、1日に何回も片手で入力する人は順次打鍵の方が良い。

 

 

次に、同時打鍵の強み

 

1.順次打鍵とは比べ物にならないくらい楽

文字に対して変に加速・減速することなく等速で打てるので、リラックスした状態で打てる。

また、順次打鍵と比べると単打鍵率が上がるので楽さにおいては同時打鍵の方が優れている。

 

2.使用できるキーが多い

同時打鍵配列は使用していない同時押しが多く、そこに記号キーやマクロなどを仮置きできる。

強い指が親指の場合、親指をあまり使用していないのは勿体無く、同時打鍵にすることで親指が使用できるのも大きい。*1

 

勧めるならどの配列

自分が使用した配列の中では、速さを求めるならtomoemon-AZIKを、楽さや記号キー・マクロを求めるなら新下駄配列がいいと思います。

 

まず、速度を出す上で練習期間の長さや若さはとても重要であり、移行コストは少ない方が結果を出しやすいです。

また、速度を出す上では疲れるまでタイピングすることも重要とされているので、疲れにくい新下駄配列では成長しにくいのではないかなーと感じます。*2

 

 

次に新下駄配列の楽さについて

 

……長くなるのですが、

どの配列も機能キーが定義されていないので、別で用意するか、頑張ってブラインドタッチするかの2択です。

ブラインドタッチでもDELや全角/半角、矢印キーなどは安定して出せますが、

シフトを押しながらでの矢印キーだったり、win+数字キーを入力する場合は不安定です。

慣れないサイトでは機能キーを巻き込むと面倒なので、

自分がよく使用する機能キーを別で定義されている方が楽です。

ただ、順次打鍵は使用できるキーに限りがあるので、それらをすべて定義するのは厳しく、スペースキーが丸々空いてる新下駄配列の方が扱いやすいです。

 

他にも同時打鍵は慣れてしまえば扱いやすい部分があり、扱いやすさは楽さの内の一つだと思うので、楽さを求めるなら新下駄配列がいいです。

 

 

月配列はどうなのかという疑問がありそうですが、個人的に月配列はあまり好きではないです。

理由としては、2chの言語である猛虎弁と、音との一致率が低い月配列では相性が悪そうだったり、あやふやな部分が多いからです。

速度についても、tomoemon-AZIKとあまり変わらないように感じます。(打ち分けが得意な人、小指が弱い人はこれに当てはまらないので参考程度に)

 

とはいえ、ローマ字拡張系はQwertyが打てなくなるというデメリットがあるので、2刀流を目指すならアリです。

 

 

 

使用はしていないですが、親指シフト系も良い配列だと思っています。

私の左手親指が弱かったり、タイプウェルで親指の同指連続になってしまうから使わなかっただけで、使用者が多い・配列の数が多いメリットが必ずあるはず。

 

 

最後に、私が使用した新配列共通のメリットとして、悪運指が減って良運指が増える。

……これだけです。

なので、気に入った配列を使用することがモチベーションも維持にも繫がるので、好きな配列を選んで欲しいです。もちろん、私の使用していない配列も検討を

 


余談

最初は新配列の使用感シリーズを一つの記事にする予定でした。

しかし、アコーディオンパネルを設定しても読みづらいという困った事になってしまったので記事を分けましたが、もともとは繋がった文なので、結局読みづらいという……

そもそも、繋がっていたときは文字数が1万字超えていたので、文才がない人の1万字……なかなかの苦行ですね(笑)

 


*1:順次打鍵でも親指同時押しに機能キーを割り当てられるが、出力が遅くなるというデメリットがある。

 

*2:私の場合、長時間のタイピングは指より先に目が疲れてしまうので、配列ごとの疲れにくさは実はよく分かっていないです。

 

タイプウェル 自己ベスト?

そろそろタイピング速度を戻したいなと思っていたら、
見慣れない表示が……

放置していた文字化けが自我を持ったのかと、一瞬、焦りました。

 

普通に1位と同じタイムだっただけでした?

 

トップ99を出力してみたけど、完全に同じタイムはなかったので確率は低そう。*1

 

基本常用語 タイムランキング(1位の速度を超えるラップに[^]印を表示)

記録 Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Ms 達成日
1 41.679 XD 4.879^XC 4.597^XB 5.238 XD 5.673 XF 4.047^XS 6.551 XJ 4.770^XC 5.924 XG 5 24.09.02
1 41.679 XD 5.578 XF 4.751^XC 4.454^XA 4.985^XC 4.672^XB 5.409 XE 6.533 XJ 5.297 XE 11 24.10.08
3 42.459 XE 4.961^XC 4.516^XB 5.002^XD 4.391^XA 5.988 XG 4.876^XC 5.361 XE 7.364 SB 21 24.08.29

 

基本常用語 打鍵速度ランキング

記録  Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Ms 達成日
1 403.1 XD 430.4^XC 456.8^XB 400.9 XD 370.2 XF 518.9^XS 320.6 XJ 440.3^XC 354.5 XG 5 24.09.02
1 403.1 XD 376.5 XF 442.0^XC 471.5^XA 421.3^XC 449.5^XB 388.2 XE 321.4 XJ 396.5 XE 11 24.10.08
3 395.7 XE 423.3^XC 465.0^XB 419.8^XD 478.3^XA 350.7 XG 430.7^XC 391.7 XE 285.2 SB 21 24.08.29

 

完全に同じタイムの場合、同率になるのかなと思っていたら、

 

基本常用語 参考記録 ☆:BestLap ●:WorstLap

記録  12345678 上位 7Lap 中位 6Lap 下位 7Lap 安定度
1 41.679 XD ○○○○☆●○○ 40.146 XD 41.441 XD 43.008 XE 74.26%
2 41.679 XD ○○☆○○○●○ 40.167 XD 40.923 XD 42.543 XE 74.60%
3 42.459 XE ○○○☆○○○● 40.109 XD 40.939 XD 43.506 XE 61.25%


トップ99全体   ②☆③④⑦⑤●⑥   77.618%  ミス平均 16.4回

 

参考記録では、繰り下がっている。

 

 


話が変わりますが、トップ99を出力すると安定度などの細かい情報が見れるのは意外でした。

 


全体を1つずつ見ていきます。

まず、良いラップが前半に多いことから、ESC連打して記録を狙っているのが丸分かりです(笑)


安定度は、打鍵速度の安定度だと思うけど、約78%って安定しているのでしょうか。
個人的には低そうな気がしますが、どうなんでしょう。

月配列
72.799%  ミス平均 38.1回

tomoemon-AZIK
72.799%  ミス平均 32.9回

だったので意外と同じペースで打鍵できているのかな。

 

平均ミスタイプは、ローマ字よりも少なくなっていますが、
時間をミスタイプで割ると3秒に1回くらいのペースでミスしていますね。
もう少しタイプミスを減らしたいですが、これが限界なように感じます。

 

とりあえず、BestLap(4.047)とWorstLap(6.551)で差が開いてしまっているので、
苦手語句を練習していきたいと思います。

 


*1:99位が46.604なので、60フレームなら、ワンチャン起こる

使用した配列の設定

新下駄配列

y-koutarou.hatenablog.com

こちらを使用しています。
判定は、交互打鍵を誤ってロールオーバーしてしまうことが多く、
反対に同時打鍵の精度は良いので、 70にしています。

変更点としては、句読点を押したときにスペース(空)も同時に出力するようにしたり、
「じぇ」を”s@”に変更と「でゅ(i5)」の追加です。

タイピングゲーム用では記号キーを削除し、 また、かなのタイピングゲーム用では:に、
ECSとスペース(逃空)*1を割り当てています。

また、機能キーや記号を色々変更していますが、長くなるので省略します。


やまぶきRでプレイできないタイピングゲームは、DvorakJでプレイ可能なことが多いので、
そちらに同梱されているものもよく使用しています。

DvorakJでは、キーを入力する待機時間を54、 キーを発行する際の遅延を0にしています。


月配列

github.com

Google-IME版をこちらでダウンロードし、
同手シフトでも取れるように「★」を「☆」に置換して、
また、記号キーなどを変更して使用しました。


タイピングゲーム用では、DvorakJに同梱されているものを使用しました。



tomoemon-AZIK

typer.me.land.to

Google-IME版をこちらでダウンロードして、


AZIK練習用ワードを使用したかったので

WeatherTyping用にDvorakJ版を作成しました。


私の環境では、WeatherTypingとDvorakJをどちらもかなにすることでプレイできました。
好きなように使用して良いですが、自己責任でお願いします。
先頭と最後にある<>codeは削除してください。


*1:タイプウェルのやり直しが欲しい

誰でも漢直

タイトルに誰でも漢直とありますが、

別にキーボードじゃなくても良くて、ソフトウェアのインストール、Wacom利用規約内での利用、文字入力速度が1分間に40文字くらい、使用できないソフトウェア*1があるなどの制限があります。

 

それでもよければ、

Wacomの手書き文字認識をお試しくださいませ

 

入力している画像

※スクショを撮ると出力がキャンセルされるので、書き直して入力した別のものです。



 

ローマ字の小文字大文字、漢字*2、カタカナ、句読点、一部記号(*・「…などを変換無しで入力でき、一度に複数を文字を書くこともでき、氵(さんずい)が全てくっついていても大丈夫など雑に書いても認識してくれます。また、使用するアプリケーションごとにボタン割当が変更できるのでとても便利です。

 

難点としては、カ(カタカナ)力(ちから)などのそもそも人間にも判別することが難しい文字は識別されにくいことです。ただ、キーボードのミスタイプ率を考えたらある程度許容しても良いと思います*3インド人を右に』と書くくらいの気持ちで

 

また、情報も少ないので、精査した上でご使用下さい。

 

 

 

 


*1:メモ帳やbingでは使用可能だが、使用できないソフトウェアも少なくない。bing内の入力フィールドなら使用できるため、タイマー開始前からワードが分かっていて、かつ1文字目を入力した時にタイマーが開始されるタイピングゲームではこれを使用することで、短縮入力・コピペ無しで不正できてしまう。

三者に不快感を与える行為なので使用しないでください。

 

*2:「顰蹙」などの難しい漢字も普通に対応しているし、漢直だから地名に強い

 

*3:手書き文字認識とは。 – Wacomこちらの機能を利用しているのだと思うけど、使用している人を見たことがないので……

 

新配列の使用感[tomoemon-AZIK]

※使用期間が1週間くらいとかなり短いです。

 

 

 

 

使用するまで概要が分かりにくかった配列なので、先に私が感じた特徴を挙げます。

 

AZIKから派生した配列なので、AZIKの解説から

 

Qwertyローマで打ちにくい文字に対して互換キーを設定したり*1

日本語で多く出現する「い」「う」「ん」の3かなに対して打鍵数を短縮して、それを含む文字の打鍵数をかな系の配列と同じくらいにするといった拡張や、日本語で多く出現する文字列に対して2打鍵で打てるようにしているのがAZIKの特徴です。*2

 

それに加えて、同指打鍵を拡張で回避したり、一部AZIKで打ちにくい文字列を削除・変更しているのがtomoemon-AZIK特徴です。

 

 

AZIK制作者である木村様の解説

AZIK総合解説書 (vector.co.jp)

 

 

tomoemon-AZIKの制作者である

tomoemon様の解説とブログとおまけ

解説:タイピング/AZIK/tomoemon-AZIK定義 - トモえもんの押し入れ

 

ブログ:タイピング カテゴリーの記事一覧 - tomoemonの日記

 

おまけ:tomoemon様がブログでよく話題にしている『魔法少女リリカルなのは』が、ちょうど20周年ということで、全13話が期間限定で無料公開されるそうなので、時間があればそちらも

TVアニメ「魔法少女リリカルなのは」全13話がYouTubeにて期間限定で無料公開決定!|NEWS|「魔法少女リリカルなのは」20周年特設サイト

 

 

もし、解説やブログが未読なら、先にお読みくださいませ

 

タイプウェルの成績とエタイのスコア

(tomoemon-AZIK使用前のQwertyでのスコア176がだったことと、『1222回大好きなおやつ』がtomoemon-AZIKで苦手だったことを考えると、短期間で速度を出しやすい良い配列だと思う)

※使用したのはtomoemon-AZIK20100628版です。

※拡張で打てる文字は少しずつ増やしました。

 

長所

  1. Qwertyからの移行コストがずば抜けて少なく、入力できない期間がほぼない
  2. 「き」「で」といったかななどを運指の拡張せずに打てる
  3. Qwertyと混ざることによるタイプミスが少ない
  4. 使いやすい特殊拡張がある
  5. 「ん」がとても打ちやすくなる
  6. 「っ」が別のキーになるため、「だった・だって」が打ちやすくなる
  7. 「kt」「kr」「ht」の拡張が強力(tomoemon)
  8. 「せい(ss)」などの弱い拡張は削除している(tomoemon)

※(tomoemon)はtomoemon-AZIKのオリジナル定義

細かい説明

1.これはタイプウェルの成績を見れば明らかだが、移行コストが非常に少ない。

また、少しずつ拡張できるのも大きい。

 

2.「き」「で」「ゆ」「む」「ぬ」「じゅ」といった同指連続になってしまうかなに対して、母音の代わりに「F」で代用でき、全体的に指のもたつきが無くなるように感じました。

 

3.どのかな配列でも前の配列で入力してしまい、タイプミスをするといった現象が発生してしまいましたが、AZIKQwertyでも入力できるため、今のワード省略打鍵できたなぁと、悔しさは残るものの、配列が混ざってしまう煩わしさはなかったです。

 

4.「わた(wt)」、「から(lr)」、「がら(gr)」、「われ(wr)」、「する(sr)」、「たら(tr)」はもともとが打ちにくく、出現頻度もそこそこ高いため、使いやすい印象でした。

 

5.「ん」に対する互換キーが多く、「✕ん(✕は母音以外のかな)」の形は省略打鍵で入力でき、また、その省略打鍵のシステムがローマ字と違い前の文字を参照するので、ローマ字より扱いやすくなりました。

 

6.「っ」が「;」での入力になったおかげで、同手連続が減り、同鍵連打も減るので、「だった・だって」を指がもたつくことなく、踏み込むイメージで打てました。

 

7.「きた(kfta)」などの拡張で打つと弱くなってしまう文字列を「kta」という形で省略でき、拡張で打ったときに悪運指になるといったことが起こらなく、打鍵数も削減できるのが良いです。

 

8.拡張で打ててしまうと打鍵に迷いが生じてしまい、あまり良くないので……

 

短所

  1. 移行コストが全くないわけではない
  2. 拡張にも限界がある
  3. 使いにくい特殊拡張がある
  4. 指使いが難しい拡張がある
  5. 少し思考に対して指が遅れる
  6. 認識と拡張が合わないと使いづらい
  7. 一部運指の拡張が必要
  8. 小指の移動量or打鍵数が増える
  9. プレイするタイピングゲームによって使用する特殊拡張が大きく異なる
  10. 変更が大変(tomoemon)
  11. タイピングゲームだとシフト状態が分からない
  12. 疲れやすい

※(tomoemon)はtomoemon-AZIKのオリジナル定義によるもの

細かい説明

1.「っ」を子音連打で入力できなくなっていたり、ちゃ行をtyで打てなくなっているため、始めにそれらの代替えキーを覚えなければならない。

 

2.まず、特殊拡張は万能ではなく「まうす」といった文字列に対して、かな系であれば「ます」の間に「う」が入るといったイメージで打てるが、AZIKの場合「ます(ms)」と違い「mausu」としっかり入力しなければならないといったデメリットがあり、また、特殊拡張には母音を省略するだけなどのルールがあるため、「られる(rareru)(日本語でよく出現する文字列)」が「られ(rr)る(ru)」でも打てるようになるといった拡張がありますが、打ちやすくなったとは言いにくいです*3

同指回避による拡張も「でれでれ(deredere)」に対して、AZIKは「dfredfre」、tomoemon-AZIKは「dredre」とどれを使用しても打ちにくい文字があり、打ちやすくできる限界を感じます。

 

3.「びと(bt)」、「たび(tb)」どちらも使用率が低く、使用したときのリターンも少ない。

 

4.「◯onn(◯は子音)」に対して、「◯l」で入力するといった拡張があり、「ぽん」を短縮入力で打とうとすると、「pl」といった難しい指使いが要求される。

 

5.「◯ou」や「◯ei」などの短縮入力や特殊拡張のせいで、次の文字が分かるまで入力できないので、思考に対して遅れている気がします。

普通に文章を書く場合、特殊拡張などを使いやすいなどのメリットもあるので、打ちやすくなったメリットの方が大きいように感じますが、指がしゃべるというのは起こりにくい配列だと思う。

 

Qwertyローマでも「ん」に対して、次の文字が分かるまで入力できないので大して変わらないように感じますが、かな系と比べると少し使いにいです。

 

6.「うすうす」を「う(u)すう(sh)う(u)」や

「せのうえ」を「せ(se)のう(np)え(e)」と初見で入力するのは無理です。

 

7.「ゆう」はyfuかyhで入力する必要があり、明らかにyhを拡張運指で打鍵した方が打ちやすく、「じゅう」もjfuよりjhの方が優れていて、運指の拡張が必要かなと感じます。

 

8.「っ」を小指で入力したり、「◯ai」を「◯q」で入力するので、右小指は使用率が増え、左小指は移動量が増えます。

 

9.「です(ds)」「ます(ms)」などの特殊拡張の使用率がワードによって異なり、タイピングゲームごとに指を慣れをさせる必要がありました。

 

10.単体での変更であれば、「ctrl+f」で探してちょこっと変えるだけですが、まとめて変更しようと思うと、パターンが多く、苦行です。

タイピングゲーム用とGoogleIMEで、設定の仕方が異なるのもつらい。

 

11.月配列と違い、母音を入力すればキャンセルされるので被害は少ないですが、シフト状態が分かるタイピングゲーム以外での方が使いやすかったです。

 

12.タイピングゲームだと特殊拡張が使いにくいためか、他配列と比べると指の移動量が多かったためだと思う。ただ、新下駄配列の使用期間が長く、似ている月配列で疲れにくかっただけかもしれない。

 

きっかけ、感想など

使用してみたきっかけは、タイパーが手直しした配列で、配列制作者様がかな系からローマ系に行ったという他にない配列であり、新配列をもう一つくらい試してみたいと思っていたので、使用してみました。

 

タイプウェルSまで行くのに新下駄配列では1ヶ月以上かかっていたので、この配列を使い始めて1週間以内にタイプウェルS到達しているのがこの配列のすごいところですね。移行しやすいのがこの配列の特徴と言われていますが、移行コストがここまで低いのは意外でした。

 

AZIKからtomoemon-AZIKにすることで定義数が増えますが、AZIKの時点で定義が多く、あまり変わらない印象でした。むしろ、kt・kr系の拡張がずば抜けて強いので、こちらを選んだほうが良いです。

また、使用頻度が低い無駄な定義があるように感じますが、「うっう(uwwu)」などのローマ字でも無駄な定義があり、短縮入力が全てではないことを考えると、別に定義が多くても良いと思います。

 

最後に、定義数が多く全て使用できたというわけではないですが、同指連続を多く回避していて、指のもたつきがとても起こりにくいので、ローマ字からの移行だったら、絶対に使い続けていたと思います。

「ざわ・わざ」が定義されていたりする、タイパーらしい配列でとても楽しめました

 


*1:「き」をkfでも打てるようにするなど

 

*2:「ます」をmsでも打てるようにするなど

 

*3:tomoemon-AZIKGoogle-IME版なら「rs」で「られ」を入力できるようになっているが、「られ」も「れる」も日本語において多く出現するため、両方を拡張できないのがかなり痛手

 

新配列の使用感[月配列2-263式]

※使用期間が1週間くらいとかなり短いです。

 

 

リンク切れが多いですが、分かりやすく解説をされているので

「月」 --- 中指シフト新JIS配列

著者であるjisx6004様のブログ

月は空き地でいっぱい

 

 

もし未読なら先にお読みくださいませ

 

タイプウェルの成績

*1

※一番上の記録は寝ぼけて新下駄配列でプレイしたものです。

 

長所

  1. 3打鍵目が打ちやすい
  2. 同じ指で同じ位置にあるキー(?)の交互打鍵が多い
  3. 濁音のアルペジオが非常に強力
  4. シフト面が1つしかないので楽
  5. 小指のシフト面で拗音ではないものが「ゆ」だけ
  6. メインとなるキーがシフトキーのdkと濁音のlの3つだけで指が慣れやすい
  7. 単打鍵がローオーバーできるので、ワードによっては高速で打てる

細かい説明

1.2文字目がシフトキーに対して打ちやすいことが多く、3打鍵目が打ちやすくなるように作られた感じがします。

 

2.「が」「この」「しい」などの打ちやすい交互打鍵や、シフトキーに「ら」「も」の文字が割り当てられていて、全て合わせると多く出現したような気がします。

 

3.この配列は交互打鍵のイメージが強いですが、濁音から「う」「ん」「い」「く」「る」「つ」につながる薬指からのアルペジオが多く、しっかりアルペジオも強い配列でした。

 

4.1つのキーに対して2つのかなのみといった覚えやすさ*2だけでなく、同手シフトで取った方が打ちやすい場合の判断に時間がかからないので、とても扱いやすい。

 

567.使用期間が短いので細かく書けないですが、トップスピードを出しやすく、維持しやすいように感じます。

 

短所

  1. 指に対しての要求値が高め
  2. 打鍵速度が遅い場合、同時打鍵の方が明確に使いやすい
  3. 同時打鍵と比べると疲れやすい
  4. タイピングゲームで使用するとシフト状態が分からない
  5. 語感が合わない
  6. 「ぢ」が打ちにくい
  7. 2ch発祥らしくない
  8. ローマ字のタイピングゲームをプレイできない

細かい説明

1.「ぎゅう」を入力するのに

;l(ぎ)kv(ゅ)j(う) 

といった形で入力する必要があり、;lkはアルペジオなので3キーロールオーバーで入力して、jがkに対して打ちやすいので、kを離すことがなくuを打ちたいといった形になり、気持ちよく打鍵するには5キーロールオーバーする必要があります。「ぎゅう」を2動作3打鍵のアルペジオで入力できる新下駄配列と比べると、求められる技術が高く感じます。

 

2.順次打鍵はロールオーバー前提で、同時打鍵はロールオーバーしすぎると判定ミスしたりするので、打鍵速度が遅い間は、キー割当などが自由に変更しやすい同時打鍵の方が使いやすい。

 

3.最初は同時打鍵の「動作数」といった表現、正直、よく見せるためのごまかしだと思っていたのですが、体感打鍵数を大きく削減するので楽に打てます。

 

4.Google 日本語入力で実装するとシフトキーを押したときに、「☆」を出力するなどで今のシフト状態なのかを表示できますが*3、タイピングゲームだと今のシフト状態を表示すると言った方法がないため、シフトを含むかなを入力するときにタイプミスしてしまうと詰みました(ㆆ^ㆆ)

 

5.「にばん」と打とうとすると

には(ca)゛ん(lu)

の組み合わせになってしまい、「にわ」から「にば」にシフトがかかって変更されたような気持ち悪さがありました。

また、「ぴゅ」といった文字に対しても動作数・打鍵数が多く、語感が合いにくいと感じます。

 

6.「@l」と打つと「ぢ」になりますが、普通に難しいです。

 

7.「ニコニコ」や「ねらー」といったワードが悪運指であり、打ちやすい言葉も新JIS色が強く残っているように感じます。2chは板によって雰囲気が変わり、パソコン板は普段目にすることがなかったので、もしかしたらその板らしい配列なのかも知れないですが、2chらしい配列ではないように感じます。2chで生まれたということで、wktkしてしまったのでデメリットに

 

8.AZIKや新下駄配列といった後置シフトがない(濁音を後付けしない)配列じゃないとプレイできないので……

 

きっかけ、感想など

月配列を試してみたきっかけは、交互打鍵が使いやすいと思っていなかったので、交互打鍵が多く、使いやすいとの評価がされている月配列2-263を使用してみたいと思い、試してみることにしました。

 

実際、月配列の交互打鍵は楽しく入力でき、この配列で「じゃんけん(elkvukxu)」と打鍵するときはかなりの快感でした。Qwerty配列だとあまり出現した覚えがなく、新下駄配列だとですます調や「できてる」くらいしかないので、打ちやすい交互打鍵を感じれて良かったです。

 

また、デメリットのところでも触れましたが、私の中で2chねらーは女の子を見ながらテントを張っているイメージが強かったので、癖がなく使いやすい配列だったのは意外でした。

 

最後に、1つの配列で前置シフトと後置シフトを体感でき、後置シフトが苦手な私にとって、清濁別置の方が合っていると判断できたのは良かったです。

Qwerty配列と違い跳躍運指が少ないので、指に無理をさせず、気持ちよく打鍵できました。単打鍵の打ちやすさは同時打鍵の単打鍵よりも優れていると思うので、単打鍵の打ちやすさが重要だと考えていたり、打ちやすい交互打鍵を試してみたいと考えている人に合った配列だと思います。

 


*1:句読点を裏面に「ね」「ー」を表面にして使用しました。表面にする場合、長音記号を含むワードが濁音を多く含むように感じたので「ー」を「,」に割り当てた方が良かったかなと感じます。

 

*2:全てのかなを「っ」の裏が「む」みたいなかな単位で覚えられる。

 

*3:月配列を使用する場合、シフト状態かを判別可能で、別のソフトを使用したときに、シフトを持ち越すことがない実装方法を推奨します。

 

新配列の使用感[新下駄配列]

新下駄配列の制作者であるkouy様のブログ

新下駄配列を作りました : ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく (exblog.jp)

新下駄配列 カテゴリーの記事一覧 - 紙とエンピツ_ブログ版

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【追記】読みにくかったので分けることにしました

 前の記事

 新配列の使用感[前置き] - 小物のブログ

 

タイプウェルなどの成績

※3月1日から使用

 

長所

まずは良かった点から

 

  1. チャンクが適当でも基本的に打ちやすい
  2. [:]BackSpaceが強い
  3. 翌日に疲れを残しにくい
  4. 使用できるキーが多い
  5. 外内のアルペジオなのでリズムが取りやすい
  6. 文字と打鍵音が一致する
  7. 長文が得意
  8. 同梱されているエミュレーターが多い
  9. 清濁別置のため配列を変更しやすい
  10. 「、(読点)」が打ちやすい
  11. (右肩が楽)
  12. (両手同時アルペジオが楽しい)
  13. (この配列用に作られたワードがある)

細かい説明

1.配列制作者様が日本語2-gramをベースにしているので、文をワードごとに分解しても打ちやすいことが多いです。

 

2.右手小指の使用率が低いおかげで、タイプミスするときは確率的に他の指のことが多く、それをBackSpaceで修正した際に小指の同指連続が起こりにくくなっていて、また、ホームポジション横にあるので文を消した後のためうちが活かしやすかったです。

とりあえず文章を打ってみてから考えるといったことができるのは、このキーのおかげ*1

 

3.同時打鍵の性質上、使用するエネルギーに対して文章がスムーズに進むから、とても疲れにくいとは思うが、疲れるまでタイピングするので、疲れにくさに対しての効果は分からない……ひとつ言えることは、あまり翌日に疲れを持ち越していないように感じる。

 

4.使用していない同時打鍵も多く、そこに記号キーなどを好きなだけ割り当てられ、自分で設定したキーは憶えやすく、適当に配置できるため、使いやすい。

 

5.外側に向かってのアルペジオだと潰すように打鍵するのでリズムが取りにくい

また、「あい」と打とうとしたが「うれ」になってしまうなど、内外だと巻き込みやすく感じるので個人的には外内が好み

 

6.親指を使用せず、2キーの同時打鍵で拗音も含むほぼ全ての文字を入力できるので、文字と打鍵音がほぼ一致します。ここまで文字と音と一致率が高い配列は他にはないと思います。キーボードだけどタイピングじゃないみたいな感じになっていて面白いです。

 

7.長文でよく出現する文字がほぼ単打鍵なので、長文を書きやすい。

 

8.同時打鍵時の判定が変わるなど、エミュレーターごとに少し仕様が異なり、試したいときに同梱されていないと設定を書き直す必要があるので

 

9.これは作者が記事で書かれていたのですが、好きな位置に文字を配置しやすくなっているので、特にルールに縛られることがなく自由に配列変更できます。*2

 

10.「は、(er)」のアルペジオが使いやすく、文章が下段で終わることが多いので、対象的な位置で押しやすい位置にあるのが良い。

 

11.私だけしか効果がないのかも知れないし、効果を感じたのが使用して半年後なので期待はできないが、右肩がとても軽い。

 

12.これは主観100%でただの好みの問題だけど、Qwertyの片手酷使しているときにもう一方の手がサボってる感じ(「私」、「思う」、「だった」など)があまり気に入らなかったので、両手同時にアルペジオするのは心地よい。精度が高いわけではないが気持ちよく打鍵できる。

 

13.ブラインドタッチを習得するためのワードなどがあり、練習しやすいです。

 

ワード

お泊まり恋愛詩様作成

13日間新下駄配列マスターコース 第1日(スロースタート) | お泊まり恋愛詩

cami様作成

よく使われる文字列ばかりで文章を作ってみた

 

myTyping

テオフィルス様作成

13日間新下駄配列マスターコース 第1日 | タイピング練習の「マイタイピング」

※長時間のタイピングになるため、ブラウザをダークモードにしてのプレイを推奨します。

 

 

kouy様・bubunpa様作成

新下駄練習テキスト | タイピング練習の「マイタイピング」*3

 

他にも新下駄配列用に作られたタイピングゲームなどは多いですが、あくまで一例として

 

短所

使用した配列の悪かった点はあまり挙げたくないのですが、使用者にとってデメリットが大きかった場合、あまり好ましくないので(._.)

 

  1. ロールオーバーできない
  2. 最上段の同時打鍵が安定しない
  3. 順次打鍵の比べる出力が遅い
  4. 薬指を鍛えないと使いにくい
  5. 運指の拡張が難しい
  6. カタカナ語が苦手
  7. 歌詞と少し相性が悪い
  8. 強い言葉が苦手

細かい説明

1.同時打鍵がロールオーバーできないのはよく議論されていますが、新下駄配列の場合は「シフトが絡む交互」と「単打鍵から同時押し」この2つです。シフトが絡む交互打鍵の場合、この配列ではかな2文字であり、Qwertyで3~4キーロールオーバー(かな2文字分)できるほどの技術を持っていないので、あまり気にならないことが多いですが、単打鍵からの同時押しが速く打てなく、よく分からないところで巻き込むため、苦手です。同手を先に入力すればロールオーバーでも入力できるといった方法がありますが、動作数が増え、とても打ちにくくあまり好みではないです。

 

2.他配列を試す前までは安定していましたが、「びょう」が「こう4」になるなど追い越してしまったり、同時で入力したつもりが同時になっていなかったりします(ゆっくり打てば精度が良いので、普通に打つ分には問題ないです)。

 

3.同時打鍵のキーが出力されるタイミングは基本的にキーを離した時になり*4、順次打鍵と比べると3~5フレーム(1秒間を60フレームとする)の遅延が生じます。そのため、打ち切り回数が多い寿司打3000円コースや、文字を出力するタイミングが重要なUTypingなどのタイピングゲームはかなり厳しくなります(実用的なところだと、予測変換あたりと相性が悪いと思う)。

 

4.Qwertyローマと比べると薬指の使用頻度が高く、配列を変更して短い期間で多く使用すると薬指に大きな負荷がかかります。指は音ゲーや楽器などで鍛えられると思うので、この配列を始めると同時にこれらも始めることを推奨します*5。(指を鍛えた方がいいのはどの配列でも同じです)

 

5.ロールオーバーできなかったり(「いつも」の「いつ」を右手で取れない)、拡張した運指での同時打鍵が困難であるため、運指の拡張はやりにくい。

 

6.カタカナ語に対して非常に強力なWQのアルペジオ(「めー」「にー」「ごー」)がありますが、全体的に打鍵数が多くなるためか、常用語が打ちやすいため相対的にそう感じるのか、打ちにくく感じます。

 

7.「きみ」「とびら」「しあわせ」といったワードがつらく(「きみ」がずば抜けてつらい)、音との一致率は高いが歌詞タイピングとは少し噛み合いが悪い感じがします。

 

8.個人差がある部分だと思うが、打鍵が強くなってしまい、打ちにくく感じる。

 

きっかけや感想

新下駄配列を試してみたきっかけは、長時間タイピングするためにもう1個くらい使用できる配列が欲しいなと思っていたときに、e-typingのショートカットキーを調べて目に止まり興味を持ったので、JISかな配列と比較しながら使用してみたのがきっかけです。

 

JISかな配列もこれから長い期間使用するにあたって、悪くない配列だとは感じたのですが、最上段を使用するときある程度集中力が必要で、指が短い私には向いていないかなと感じ、新下駄配列を使い続けることに決めました。*6

 

最初のうちは、2刀流を想定していてタイピングゲームなどでもQwertyに飽きたら使用するといった形でしたが、1ヶ月くらい経ってQwertyと同じくらいの打鍵速度になったときに、高速で打鍵すると配列が混ざるといった現象が発生してしまいましたが、

すでに新下駄配列の[:]BackSpaceの虜になってしまっていて、高速打鍵したい配列は新下駄配列であったため、タイピングゲームでは新下駄配列だけを使用するようになりました。

 

新下駄配列にハマった理由が長くなってしまいましたが、感想を……

配列の性質上、交互打鍵がロールオーバーできないため、検索語句などの短い文があまり強くなく、その他短所も目立ちますが、楽さにおいてはずば抜けて強く、常に打ちやすいので、楽しく文章を作成できます。

 

また、音との一致率がとても高く、自分のリズムを崩さず入力できるので、とても気に入っています。

 

感想は、メリットの部分で書いたことが殆どを占めているので、あまり書くことがないですね。面白い配列なので、「おもう」「される」といった配列制作者様が打ちやすくなるように設定したワードを打ちやすいと感じたら、使用者の指と相性がいい可能性があるので、ぜひ試してみてください。

 


*1:いろいろな配列を使用した後、この配列に帰ってきた理由の30%くらいはこのBackSpaceにある

*2:元の部分が気に入っているのでそこまで変更していないですが、「じぇ」を”s@”同時に(「ひと」をロールオーバー可能な文字列にするため)、「でゅ」の追加(「ゎ」より使用率が高いため)、記号キーを配置し直すといった形で変更しています。

 

*3:3時間新下駄配列速習教材・改日本語で多く現れる3文字連なりを使ったタイピングをよく使用しています。前者はマイナーかなを忘れにくくなり、後者はトップスピードを鍛えられるのでおすすめです。

 

*4:紅皿やmozcで実装した場合これを回避できるが、シフト前の文字が一瞬表示されるのが私には合わなかったので……

 

*5:音ゲーの場合はOverRapidがおすすめ。ノーツサイズが一定で、標準運指が強め、レーンランダム、一度プレイした曲ならオフラインでもプレイできるなど他音ゲーと比べると良いところが多いです。

 

*6:JISかな配列は「を」に対応するキーがなく、Qwertyと比べると面倒なのはあまり変わらないと感じたのも理由の一つ